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山崎農園

甘くておいしいみかんを見分ける方法!だれでも簡単に見極めるポイント5選

1. はじめに

みなさんは、お店などでみかんを選ぶときに「どんなみかんが甘くておいしいんだろう?」と迷ったことはありませんか?

せっかくみかんを買うのなら、おいしいみかんを選べた方がいいですよね。

そこで今回は、甘くておいしいみかんを見分ける方法をご紹介していきたいと思います。



2. みかんを選ぶときの基本的なポイント

(1)外観で甘くておいしいみかんを見極める!

①色合いをチェック!

→まずはみかんの色とツヤを見てみましょう。

太陽の光をよく浴び、しっかりと栄養を蓄えたみかんの色は濃くなります。

それに比べ、あまり日光を浴びれていなっかものはオレンジ色が薄い傾向があります。

果皮の色合いが濃くツヤのあるみかんはとても健康的に成長をしてきた証拠ともいえます。

またキズがあるものは味が落ちるの?と聞かれることもありますが、果皮に多少のキズがあったとしても味に差はありません。


②形状をチェック!

→みかんは品種によって、丸形になったり扁平になったりする傾向がありますので、一概にどちらのほうがおいしいと判断するのは少し難しいかもしれませんが、みかんを上から見たときに、きれいな丸型になっているものを選ぶとよいでしょう。

きれいな円形であることは、成長期・成熟期に適した気候や気象条件の下で育った証の一つです。

また、形がいびついなっているものは流通の過程で一定期間みかん箱に入れられたまま保存され、変形していたりする可能性もありますので、鮮度の目安にしてみるのもいいかもしれませんね。


③みかんのヘタをチェック

→みかんのヘタ(軸の切り口)が細いものがおすすめです。

みかんの軸が太いということは、それだけ水分が送られる量も多くなるということで、味も少し水っぽくなる傾向があります。

ヘタの部分が少し黄色がかったものは、果実が完熟している証拠です。

緑が鮮やかなものは一見鮮度が良いと思うかもしれませんが、熟度が進んでいないこともあります。また、ヘタが茶色くパサパサになっているものは収穫してから時間が経ち、乾燥したものと言えます。鮮度が落ちたみかんは甘みや酸味のバランスが崩れ、ぼんやりとした味になりますので、こうしたみかんはあまりおすすめできません。



甘くておいしみかんの見分け方

(2)手に取って甘くておいしいみかんを見極める!

①重さをチェック

→みかんを手に取った時に大きさの割にずっしりとした重さを感じるものをえらびましょう!一見、見た目は同じ大きさでも手に取ってみると重さに違いを感じることがあります。

より重みを感じる果実の方が果肉と果汁がギュッと詰まっている証です。


②油胞(ゆほう)をチェック

→みかんの皮のつぶつぶのことを油胞(ゆほう)といいます。

油胞はみかんの成長・成熟の過程で細胞分裂の際にできるるものといわれています。

なのでこの油胞が小さく、きめ細かいみかんは活発に細胞分裂が行われた証といえますので、ぜひチェックしてみてください。

    

③皮のハリや厚さをチェック

→皮のハリと程よい柔らかさがあるものを選びましょう。

皮と実が離れていて皮がぷかぷかしたもの(浮き皮)は、収穫前(成熟期)の高温・多雨などが原因で、一気に水分を吸収し、果皮だけが成長してしまうことで多く発生します。水分を多く吸収している分、味もどうしても水っぽくなってしまいます。

また、果皮にシワがあるものなどは、農家や流通段階のどこかで管期間が長期になるなど、水分が蒸発した状態といえますので、選ぶ際の鮮度の目安とするといいかもしれません。

そして皮が少し固いものは果肉の成長も進んでおらず、味も薄く中の薄皮(じょうのう)も堅かったりと、食味が良くなかったりする可能性もあります。


(3)産地やブランドを参考にしてみる

産地を参考にしてみるのもいいかもしれません。

みかんといえば、和歌山、愛媛、静岡、九州など、日本には大小含め多くのみかん産地が存在します。みかんの産地であるということは土質、気候などみかん栽培に適した条件であるということです。

また、産地の中でも「○○みかん」などのブランドも参考にしてみるとさらにいいと思います。ブランドを維持し続けるということは、同時に品質を維持し続けなければならないということですので、各産地の農家さんの技術力や栽培への努力が不可欠となります。

産地の特徴や農家さんの背景などを少し思い浮かべながらみかん選びをしてみるのもいいかもしれませんね。


(4)酸っぱいみかんを甘いみかんに変える方法!?

  ここでは甘くておいしいみかん見分ける方法というよりも、みかんを買ったんだけど、「ちょっと酸っぱくて食べにくいな」と感じたときにやっていただきたい方法をご紹介したいと思います。

 果物は熟度に応じて追熟することでおいしくなるということはご存じの方も多いかと思います。熟度とは文字通り熟し具合のことをいいますが、じつは果物には収穫後に追熟(熟度が進む)するものとそうでないものがあるということをご存じでしたか?

 収穫後の成熟過程で呼吸量が増えるものをクライマクテリック型果実といいます。リンゴ、モモ、アボカド、メロン、マンゴーなどがその一例です。

それとは逆に、収穫後に熟度が進まない(または進みにくい)果実を「非クリマクテリック型果実」といいます。みかん、ぶどう、いちごなどはこちらに分類されます。

なので、みかんは収穫後に保存して追熟しても基本的には糖度は上がらないということになります。よく、みかんをコロコロと転がすと甘くなるといわれていますが、これは追熟の原理とは全く別物です。

 みかんの細胞が何らかの衝撃でキズついたときに、それを修復しようと酸っぱさのもとであるクエン酸が消費されるため、酸っぱさが減った分甘みが残り、食べやすくなったと感じます。

 みかんを甘くする方法は一つ!

 いかに樹に成っている状態で熟度をすすめられるかということになります。

当園でも収穫時にここは一番気を使っているところであり、一つひとつ色づきを確認しながら完熟したもののみを収穫するようにしています。

 甘くておいしいみかんを選ぶ際は「完熟」してから収穫されたものかどうかを店員さんや八百屋さんなどに聞いてみるのもいいかもしれませんね。



(5)生産者の栽培方法やこだわりを参考にする

 昔は、「みかんといえば○○県産」、とか「みかんといえば△△というブランド」という選び方が一般的でしたが、今ではインターネットを開けば色んな情報に触れることができるようになり、商品選びの幅も広がっているのではないかなと思います。

 こうしたなかで、最後に参考にしていただきたいのは、各産地や各ブランド、そして各生産者さんのみかんに対する想いやこだわりにぜひ触れていただきたいということです。

 生産物に対する想いやこだわりが強ければ強い生産者さんほどその栽培方法に試行錯誤と努力を惜しまず、食べてくれる人の顔を思い浮かべながら日々栽培に励むものだからです。

 そんな農家さんが作ったみかんはきっと皆さんを笑顔にさせてくれるものに違いないと思っています。

 店頭で見かけて気になった産地やブランド、農家さんなどがあれば少しだけでもその想いやこだわりなどの情報に触れてみるということがおいしいみかん選びの一番の重要ポイントであると思っています。



ここで紹介させて頂いた以外に、いつも自分はこんな方法でみかん選びをしているというポイントなどがあればぜひコメント欄に教えてくださいね。




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